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松井&大久保“ドイツの悔しさ”バネに決勝点演出

[ 2010年6月15日 06:00 ]

<日本・カメルーン>前半、激しく競り合う松井

 【W杯1次リーグE組 日本1―0カメルーン】松井と大久保が決勝点を演出した。「何回も右足で(クロスを)上げていたんで左足で上げた。本田がいてくれて良かった」

 まずは日本が誇る“ファンタジスタ”松井だ。右サイドのタッチライン際でボールを受けると右足で蹴ると見せかけて切り返した。アフリカ出身選手が多いフランスリーグで5年間もまれ、相手の特徴も熟知している。「ボールの置きどころを間違えなければ取られない」。自信のプレーでマークを外して左足でクロスを入れて、本田に合わせた。
 そしてゴール前中央でつぶれたのが大久保。1メートル70と小柄ながら負けん気の強さでDFとGKを引きつけ、ファーの本田をフリーにさせた。
 「06年のドイツ大会に出られなかった悔しさは忘れたことがない」と松井が話せば、大久保も「意地でも出たかった」と言う。ともに03年に初選出されてから7年。ドイツ大会は落選したが、それぞれの道で自己を高めてきた。その時間は無駄ではなかった。

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2010年6月15日のニュース