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スロバキア先制も…ロスタイムに痛恨失点

[ 2010年6月15日 20:31 ]

<スロバキア・ニュージーランド>後半5分、先制ゴールを決めたビテク

 サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会第5日は15日、ルステンブルクなどで1次リーグ3試合を行い、F組で今大会唯一初出場のスロバキアは28年ぶり出場のニュージーランドと1―1で引き分けた。

 スロバキアが後半5分にビテクのゴールで先制、逃げ切りを狙ったが、ニュージーランドは終了間際にリードのゴールで追いついた。F組は14日に2連覇を目指すイタリアがパラグアイと1―1で引き分けており、4チームが勝ち点1で並ぶ混戦となった。
 厳しい欧州予選を勝ち抜いて初出場したスロバキアは、立ち上がりにピンチもあったが、22歳のハムシクを中心に徐々にペースをつかみ、優勢に試合を進めた。前半はニュージーランドの堅守に得点を阻まれたが、後半5分、シェスタクの右サイドからのクロスにビテクが頭で合わせ、スロバキアとしてW杯初の得点を記録した。
 ニュージーランドは持ち前の高さで勝負。守備に回る時間帯が長かったものの、前半5分に左FKをキレンがヘディングで合わせるなど相手ゴールも脅かした。後半、スロバキアに先制を許したが、最後まで諦めず、ロスタイムにFWスメルツの左からのクロスにDFリードが頭で合わせた。
 土壇場で追いつかれ、歴史的勝利の逃したスロバキアのビテクは「(得点は)とてもうれしいが、最後に失点し、とてもがっかりしている。試合に負けたような感じだ」と話した。

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2010年6月15日のニュース