NHK会長 18年ぶり復活の「新プロジェクトX」を評価「心打たれました」

[ 2024年4月17日 14:05 ]

「新プロジェクトX」のキャスターを務める有馬嘉男キャスター(左)と森花子アナ
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 NHKは17日、東京・渋谷の同局で定例会長会見が行われ、18年ぶりに復活したNHKの人気ドキュメンタリー番組「新プロジェクトX 挑戦者たち」(土曜後7・30)についてコメントした。

 稲葉延雄会長は「私はご記憶かどうか、昨年の10月の会見でも申し上げましたが、平成・令和の時代について評論家の方々は“失われた30年”と言われてたが、私がそのことが凄く気になっていた。失われとして消されてしまう歴史ではなくて、この時代にもこういうプロジェクトが数多くあるなと考えていたところ、復活して大変喜んでおります」とコメント。これまで2回を放送。スタートした番組についても「番組を見ても、さまざまな人間ドラマがあった事を知りまして、心打たれました」と話した。

 「プロジェクトX」は2000年3月28日から05年12月28日まで放映されたドキュメンタリー番組。メインテーマとなったのは「戦後復興」と「高度成長」。戦後の焼け野原から、メード・イン・ジャパンというブランドを築き、先進国の仲間入りを果たすまでの物語が中心だった。

 新シリーズのテーマは「失われた時代の挑戦」。バブル崩壊以降、日本は失われた時代と言われることが多いが、平成から令和への30余年に改めて目を向ければ、無数の挑戦と快挙が綺羅星の如く生まれている。その裏にはかつてと同じように、知られざる情熱と秘話が隠されているはず。そんな現代の挑戦者たちを追う。6日放送の初回は「東京スカイツリー 天空の大工事~世界一の電波塔に挑む~」だった。

 キャスターは「ニュースウオッチ9」など担当していた有馬嘉男キャスターと、森花子アナウンサーが担当。前シリーズに引き続き、オープニングテーマが中島みゆきがバージョンアップした「新・地上の星」として担当。俳優・田口トモロヲも引き都築、語りを務めている。

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