吉本×ドコモでスター量産　グローバルな活躍目指すグループ結成のオーディション番組続々

　エンターテインメント事業の拡大を目指し、NTTドコモと吉本興業ホールディングスが業務提携を開始したことが24日、発表された。吉本興業グループの「FANY　Studio」にドコモが出資。社名を「NTTドコモ・スタジオ＆ライブ」に変更し、5月1日から映像コンテンツ制作、ライブ、アーティスト開発の3本柱の事業を開始する。

　両社の力を結集し、世界的なコンテンツ開発に挑む。第1弾として、JO1、INIを生んだ大型オーディション番組の第3弾「PRODUCE　101　JAPAN　SEASON3」を制作。今回は初めて女性を対象とし、グローバルな活躍を目指すガールズグループが結成される。オーディションの模様は、ドコモの動画配信サービス「Lemino」で配信される。

　ほかにも、オーディション番組を数多く制作する予定で、スターを量産していく。多くの番組制作に関わってきた吉本興業のノウハウを武器に、音楽コンテンツを中心に据えながら、幅広い分野の番組を制作する。人気となったコンテンツは、世界にフォーマットとして販売する意向だ。

　また、言語を必要としない笑いを届ける番組の構想も広がっている。吉本所属では渡辺直美（35）がビヨンセのものまねで世界的に評価され、最近もとにかく明るい安村（41）のパンツ一丁の十八番ネタが、英人気オーディション番組「Britain’s　Got　Talent」で大ウケした。世界共通の笑いを届ける。