藤井王将 王座戦決勝トーナメントの組み合わせ決まる 過去2期敗退の1回戦は54歳中川八段と

[ 2023年4月25日 19:44 ]

藤井王将
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 将棋の藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋王、棋聖を含む6冠=が過去13期のタイトルと同様、獲得し続ければ全8冠独占へ最後の1冠となる第71期王座戦の挑戦者決定トーナメントの組み合わせが決まった。藤井は5月10日、中川大輔八段(54)と1回戦で対戦する。

 2回戦では木村一基九段(49)と村田顯弘六段(36)の勝者。準決勝では羽生善治九段(52)や久保利明九段(47)、そして初対戦から2連勝したがその後4連敗中の「藤井キラー」大橋貴洸七段(30)らからの勝者と対戦する。

 大橋に喫した4連敗中、うち2つはこの王座戦でのものだった。第68期は先手横歩取りで敗れ、前期は後手矢倉で屈した。持ち時間5時間は1日制では順位戦の6時間に次いで長く、永瀬拓矢王座(30)との5番勝負出場には4連勝が求められる、藤井にとっての鬼門になっていた。

 またここ2期は挑戦者決定トーナメントの1回戦で連続敗退した。5月10日の中川戦は出場16人中、最年少と最年長の一局となるが決して気は抜けない。

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2023年4月25日のニュース