松井一郎前大阪市長「少しずつ大阪でやってることが理解されてきた」統一地方選での“維新の勢い”に言及

[ 2023年4月25日 17:17 ]

任期満了で大阪市長を退任した松井一郎氏
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 今月6日に任期満了で大阪市長を退任した松井一郎氏(59)が25日、MBSラジオ「上泉雄一のええなぁ!」(月~金前6・00)に政界引退後、メディア初出演。今回の統一地方選を振り返った。

 今回の統一地方選は前半戦に行われた奈良県知事選で、日本維新の会公認候補の新人で元同県生駒市長の山下真氏(54)が初当選。大阪府以外で初めて維新の公認知事が誕生した。また、後半戦では衆議院和歌山1区の補欠選挙で日本維新の会の新人で元和歌山市議の林佑美氏が当選した。

 “保守王国”とされる和歌山での維新の勝利に松井氏は「和歌山(1区)も元々、自民党の議席じゃありません」と1区は元々、国民民主党・岸本周平氏(現和歌山知事)の議席だったと指摘。ただ、その岸本氏も林氏の対抗馬である門博文氏の支援に回ったことで“維新オンリー”で戦うことになった。それでも松井氏は「僕の時もそうですけど、松井が“この人(を支援)”と言ってもイコールにならない。皆一人一人が有権者が考えてますから」と有権者それぞれの判断だったとした。
 
 今回の統一地方選で維新は奈良県知事選、衆院和歌山1区に限らず、市議選でも大きく議席を伸ばした。この“維新の風”について松井氏は「少しずつ大阪でやってることが理解されてきた」とし「やっぱり、大阪が少しずつ賛否はあるけど、肌感覚として“少しマシになってきたよね”って思ってもらえてると思います」と言及した。

 そして「というのも、この10年で雇用も45万人ほど増えましたからね。すべてが正規ではないけど、やっぱ働く場所ができてきた」とし「GDPも伸びてきた。子育て世帯支援というのはだいぶ拡充して、大阪市長の間は小中学校で給食無償化もやりましたから。そういうのが少しずつ大阪を中心に関西に広がってきた」と実感を口にし「それを“大阪ではこんなことやってますよ”って全国の維新の候補者がそれを地道に国民に説明して、やっていきましょうよっていう期待値が出てきたと思います」と語った。

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2023年4月25日のニュース