松井一郎前大阪市長「彼なら本気で立て直せる」橋下徹氏とタッグを組んだきっかけを語る

[ 2023年4月25日 17:44 ]

任期満了で大阪市長を退任した松井一郎氏
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 今月6日に任期満了で大阪市長を退任した松井一郎氏(59)が25日、MBSラジオ「上泉雄一のええなぁ!」(月~金前6・00)に政界引退後、メディア初出演。元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)と手を組むきっかけとなった出来事を語った。

 松井氏と橋本氏は市長、府知事としてタッグを組み、“維新の顔”として大阪の改革にとりくんできた。松井氏は橋下氏を応援しようと思ったきっかけについて「一番最初ですよ」と橋本氏が2008年に大阪府知事に初めて就任した直後だったと回想。「一番最初に(前知事の)太田(房江)さんが暫定予算を組んで、橋下さんが知事に当選したのが2月でしょ?その時にはもう予算できてるんですよ。4月からですから。新年度のは」とし「橋下さんが(知事に)なった時、僕はその時、自民党の政調会長で、僕も“今年はね、2月に就任して今年度は暫定予算を動かしながら橋下色が出るのは来年度からだろうな”って。だってもう予算できてるわけですよ」と来年度からの予算に手を付けるものだと思い込んでいたという。

 ところが「その予算を彼は止めましたからね」と振り返り「“7月までに新予算組む”って言って、その時にもう収支改善で1100億やって周りからは本当にすごい批判。市町村はその予算を動かしていくわけで、各種団体も同じ。その批判をもう全部真っ正面から受けて、7月に年度予算出しましたからね。あの時、彼は行政に入ってきて初めてなんですよ。周りからのプレッシャーすごかったと思いますよ」と周囲の批判やプレッシャーもありながら予算を組み直したことに感心。「あれをやりきった時に、“この人、本気やな”と。そこまで本当ににやりきった。そこで本当に“この人、本気なんやな。すごいな”と思いましたね」と本気で大阪を良くしようと思っていると察したといい「ガタガタだったんをやっぱり彼なら本気で立て直せるんじゃないのと、財政をね。そういうふうに思いました」と橋下氏とともに政治を進めようと決意したと語った。

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2023年4月25日のニュース