美元 日本での芸能活動本格再開へ 語った海外生活、夫、愛娘、夢…「娘と日本でモデルの仕事がしたい」

[ 2023年4月25日 08:20 ]

インタビューに答えた美元
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 シンガポールを拠点に活動中のモデル・女優の美元(43)が日本での芸能活動を本格的に再開させる。日本の芸能事務所「BRUTUS」と業務提携し、現在準備を進めている。スポニチアネックスのインタビューに応じ、1児の母として目指すものを語った。

 ――日本の芸能事務所との業務提携はどんなことをしてみたいと考えて決めたのですか?
 「娘(9歳)と母娘でモデルの仕事がしたい、日本語でお芝居がしたいと思いました」

 ――シンガポールに拠点を移して10年。あらためて日本で活動を再開したいと思ったきっかけは?
 「シンガポールで娘が私のファッションショーを見に来てくれて、気づいたら娘がモデルウォーキングやポージングをまねしてくれて、友達にも『私は大きくなったらモデルになりたい』と言ってくれている。すでに、母娘で台湾の機内誌のファッションページ、シンガポール政府観光庁の広告、教育系の雑誌のモデルをしました。娘はそうしたモデル活動を日本にもお友達がたくさんいるので見てもらいたいみたいです」

 ――美元さんの女優業への思いをあらためて聞かせてください。

 「娘には私が日本で女優業をしていたのは伝えているので、娘は見てみたいと思ってくれているし、私も娘に見てほしいと思っています。現在も、シンガポールでお芝居のオーディションを受けています。女優を目指した当時、所属していたモデル事務所は、映画でヌードシーンを演じることに反対でしたので、その事務所を辞めてオーディションに挑戦したぐらい真剣に取り組んできた大好きな仕事です」

 ――シンガポールではどんな生活、活動をしていましたか?
 「2013年に結婚して、シンガポールで生活を始めました。美元は日本での芸名で本名は裕子なので、ユウコ・チャン/Yuko Chanとして活動をしています。シンガポールで撮影したヒルトンホテルの広告は、日本でも渋谷や品川などの駅や地下鉄車両内に掲示されました。シンガポールや台湾など海外誌のモデルをしたり、2019年にはミセス・シンガポールのグランプリになりました。2000年にミス・ユニバース・ジャパンの準グランプリに選ばれている経験も生かして、後輩たちにウォーキングやメイク、話し方を指導したり、日本からは3カ国語子育てや海外移住に関するトークイベント、ミセス世代の美容法、体型維持法の講演の依頼を頂いて講師を務めました。娘は日本語、英語、中国語を話すトリリンガルなんです。シンガポールでは3カ国語は当たり前でもあって」

 ――だんなさんはどんな人ですか?
 「5歳年下のシンガポール人で実業家です。とにかく優しい人で楽しくて周囲が明るくなる。年下だけど頼もしいし、たくましい人。夫に会って肩の荷がおりたような気がします。カメラマンの友人に紹介してもらって知り合ったのがきっかけです。仕事も応援してくれていて、今日着ている洋服は夫が選んでくれたものです。自分も忙しいのに“この服着なよ”ってうれしそうに差し出してくれた。洋服はほとんど兼用で、このシャツもそうなんです。着心地の良いもの、ほかにないものを選ぶのが上手な人です」

 ――今後は日本とシンガポールを行き来する活動になりますか?
 「はい。シンガポールを拠点として、日本と行き来することになります。娘は日本とシンガポールの両方の国籍を持っています。シンガポールでは、シンガポール人として公立校に通っていますが、日本も母国なので、できるだけ日本文化にも触れてほしいと思い、一時帰国の際は、地元の公立校に行き、そろばん塾などにも通っています」

 ――これからの夢、目標を教えてください。
 「娘が喜んでくれるような誇れる仕事、家族に見てもらえる仕事がしたいと思っています。これまでの自分のすべてを生かしていけるような表現がしたいです。モデルとしてポジティブ、美しく、格好よく、輝いて…という表現を探究してきました。だけど、人って暮らしていると、苦しかったり、つらかったり、いろんな感情があって、そんな中で葛藤もある。その全てを表現したい。それが女優になりたいと思ったきっかけです。そういう表現者になりたいと思っています」

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