西濃運輸 25大会ぶりの決勝届かず…佐伯監督「選手は最後の最後まであきらめず、戦ってくれた」

[ 2023年11月18日 14:32 ]

社会人野球日本選手権大会準決勝   西濃運輸0―3Honda熊本 ( 2023年11月18日    京セラD )

<西濃運輸・Honda熊本>決勝進出ならず、肩を落とす西濃運輸ナイン(撮影・北條 貴史)
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 西濃運輸は準優勝した1996年以来、25大会ぶりの決勝には届かなかった。回の先頭が5度出塁するなど、3回以外は毎回走者を出し、8安打は5安打のHonda熊本を上回りながら、最後まで決定打が出ず、13残塁を数えて悔しい零敗。佐伯尚治監督は「2回のワンチャンスを相手に生かされた。結果はゼロ(無得点)でも、選手は最後の最後まであきらめず、戦ってくれた」とねぎらった。

 7月の都市対抗1回戦では10―2の完敗だったHonda熊本との再戦。善戦は及ばず、「場所は違って点差は3―0。この3―0の差はまだまだ大きいと思う。選手は頑張ってくれた。日本一を獲るには完封された片山(雄貴)君クラスの投手を崩していかないといけない。対応できるように攻撃を上げていきたい」と課題を持ち帰った。

 2死満塁まで攻めた9回は4番・小中健蔵が一ゴロに倒れて最後の打者になり、「悔しいのひと言」と天を仰いだ。「何とかして、つなぎたい気持ちはあった。狙っていた球ではなかった」。8回先頭の右翼線二塁打も得点には結びつかず、4打数1安打。西南学院大から入社して1年目の公式戦を終えた。今大会は1回戦から全4試合で「4番・DH」を任されて計15打数3安打。3安打の内容は二塁打2本、三塁打1本の全て長打で、持ち味は発揮した。1メートル81、86キロの体格を誇る右投げ左打ちの強打者としてプロからも注目され、「まだまだだと思う。打撃の技術とパワー、守備力を向上させたい」とドラフト解禁の来年へさらなる飛躍を期した。

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