阪神のドラ1 青学大・下村“上々虎デビュー”7回途中2失点も「全然満足していない」

[ 2023年11月18日 14:25 ]

明治神宮大会大学の部2回戦   青学大8―4日本文理大 ( 2023年11月18日    神宮 )

<日本文理大・青学大>ボールを見つめる青学大・下村(撮影・木村 揚輔)
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 阪神からドラフト1位指名された下村海翔(4年)が先発し、6回2/3を5安打2失点と力投した。

 「チームが勝てたのが一番ですけど、自分の投球には全然満足していないです。チームが次に進んだので、また投げるチャンスがあったときにには、もっといい投球ができるように調整したいと思います」

 決勝まで3日連続での戦いが控える今大会初戦の先発は、広島1位の常広羽也斗(4年)ではなく下村に託された。初回先頭に四球を与えるも慌てず、2回まで無失点。2―0の3回1死三塁から中犠飛で失点を許すも、追加点は与えなかった。

 3―1の6回は、2死一、三塁を招きながら、フォークで遊邪飛に仕留めるなど勝負強さも見せた。

 5―1の7回2死一、二塁から中前適時打を浴びたところで交代。最速147キロをマークして球数は100球。試合をつくって初戦突破に貢献した

 「今日は打者陣に助けてもらえた。それなのに自分がリズムを崩してしまったというか、もっと流れに乗れたかな…と思う。今日助けてもらった分、次に投げるときは、苦しいときにもっと自分が粘って粘って助けられるような投球をしたいです」

 最速155キロを誇る直球にカットボールやフォークなど変化球を器用に操る本格派右腕。ドラフト指名後初の公式戦登板で、上々の投球内容を披露した。

 ◇下村 海翔(しもむら・かいと)2002年(平14)3月27日生まれ、兵庫県西宮市出身の21歳。小3から野球を始め、甲武中時代は宝塚ボーイズに所属。九州国際大付(福岡)では1年秋からベンチ入りも甲子園出場なし。青学大では1年秋からリーグ戦に登板。1部リーグ通算24試合で7勝5敗、防御率1・63。50メートル走6秒0、遠投120メートル。1メートル74、73キロ。右投げ右打ち。

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