日本生命は準決勝敗退 この日は登板なかった巨人ドラ5又木「優勝したかった」プロで活躍誓う

[ 2023年11月18日 17:49 ]

社会人野球日本選手権大会準決勝   日本生命1ー3大阪ガス ( 2023年11月18日    京セラD )

<大阪ガス・日本生命>8回、マウンドに足を運んでバッテリーに声をかける日本生命・梶田監督(撮影・北條 貴史)
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 日本生命は大阪ガスとの近畿対決に惜敗し、準優勝した第45回大会(2019年)以来の決勝には届かなかった。2回に敵失で先制しながら3回に逆転された。1年目の23歳右腕の佐伯亮太朗が今大会初登板で先発して3回2失点。3回に同点本塁打を浴び、なお1死一塁からけん制悪送球で走者を三塁に進めた後、勝ち越しの犠飛を許した。

 結果的に決勝点になり、梶田茂生監督は「余計なミスをした。渡さなくてもいい1点を渡してしまった」と悔やんだ。公式戦では都市対抗1回戦(JR東日本東北戦)に先発して1死も取れずに4失点して以来。抜てきは実らず、「大会に入る前のオープン戦では良くなっていた。大阪ガスさんの打線は切れ目がなく、いい経験になった。まだ1年目。これからにつながればいい」と期待した。

 巨人からドラフト5位で指名された又木鉄平は登板がなく終戦。「試合展開によってはいくつもりだった。なかなか点を取れず、守りでもリズムよくいかなかった。悔しい。優勝したかった」。今大会はJR四国との準々決勝で先発して6回7奪三振など3度の登板で計9回2/3無失点。「大舞台を経験できたし、試合勘や課題だった制球力も上がった。先発、中継ぎでも試合をつくることができるようになった。プロでも新たな壁にぶつかると思うので乗り越えていきたい」と決意を新たにした。

 大阪桐蔭出身で立大4年の昨秋ドラフトでは指名がなかった山田健太は7回1死一塁で遊ゴロ併殺に倒れるなど今大会初の無安打。4試合を通じて11打数4安打3打点だった。社会人1年目を「充実した1年だった。来年につながる1年だったと思う。走攻守全てに置いて成長している。満足せずに向上心をもってやっていきたい」と振り返り、再びドラフト解禁の来年へ「いい1年、いい年にできるかどうかは、自分次第、この冬の取り組み次第。甘えずにやっていきたい」と意気込んだ。

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