侍・隅田 WBCの大谷背番16で熱投 7回77球7奪三振無失点 3回まで完全「テンポよく投げられた」

[ 2023年11月18日 05:20 ]

アジアプロ野球チャンピオンシップ2023第2戦   日本2―1韓国 ( 2023年11月17日    東京D )

<日本・韓国>7回無失点の隅田(撮影・尾崎 有希)
Photo By スポニチ

 ただ淡々と、ひょうひょうとアウトを重ねた。国際大会初登板初先発。緊張も見せず7回無失点で侍ジャパンを決勝へと導いた隅田は「やれることは限られている。自分のやることは変えずにやってやるぞ、と。テンポよく投げられてよかった」と言葉に力を込めた。

 いつも通り、先頭打者を大事に。腕を強く振って投じるチェンジアップがさえ、3回まで4三振を奪うなど打者9人を完全投球。「(落ち球は)僕の持ち味の一つ。しっかり直球も投げられ、自信を持って落ち球を使えました」。シーズンと変わらぬペースで7回までに77球を投じ、3安打無失点、7奪三振。初対戦の韓国打線にも流れを渡さなかった。

 西武と同じ背番号16は侍ジャパンでは3月のWBCで二刀流の活躍で世界一奪還に貢献した大谷がつけた番号だ。試合後の会見では「(背番号への意識は)全くなかった」と笑わせたが、大谷のように試合を完全に支配。この日の投球を「(プロ生活)一番じゃないですかね」と誇った。

 宿敵・韓国を倒して決めた決勝進出。その中心に隅田がいた。(秋村 誠人)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年11月18日のニュース