藤浪晋太郎　昨季新人王・ロドリゲスに死球で場内騒然＆大ブーイング　打者ぶ然…一瞬ヒヤリの険悪ムードに

ア・リーグ   アスレチックス2ー11マリナーズ （ 2023年5月22日    シアトル ）

アスレチックス・藤浪（ロイター）

　アスレチックスの藤浪晋太郎投手（29）が22日（日本時間23日）、敵地シアトルで行われたマリナーズ戦に登板。5日ぶりの登板で、2回を投げ2安打2四死球4奪三振3失点の内容だった。チームは2－11で敗れ、5連敗を喫して借金29となった。

　大量8点を追う7回から3番手で登板。17日（同18日）のダイヤモンドバックス戦以来のマウンドで、7回は空振り三振、中飛、見逃し三振と3者凡退に抑えた。

　しかし、続投した8回は1死から四球を許すと、続く昨季ア・リーグ新人王の3番・ロドリゲスへ投じた直球が大きく外れて背中を直撃。死球に場内はブーイングが起きるなど騒然とした。ロドリゲスはぶ然とした表情で、アスレチックスの捕手・ランゲリアーズと言葉を交わしてから出塁した。

　制球を乱した藤浪は右前打を浴びて満塁のピンチ。5番・スアレスに左中間へ2点適時打を浴び、3試合連続で失点を喫した。さらに6番・ラリーの投ゴロの間に追加点を許した。

　藤浪はこれで通算防御率12・69となった。

　前回は3－3の8回2死二、三塁から3番手として登板。メジャー初の連投となったが、9回に1死満塁のピンチをつくって降板し、後を受けた投手が決勝点を許したため、5敗目を喫した。