昨季は6月3日から8月17日の間に4監督が交代、ここまで貯金2…エンゼルス・ネビン監督の不安材料は?

[ 2023年5月23日 08:08 ]

フィル・ネビン監督
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 スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が22日(日本時間23日)にシーズン中の監督交代について言及している。

 昨季は6月3日から8月17日の間に4人が交代した。フィリーズのジョー・ジョラルディからロブ・トムソンへの交代は大成功。前任者の22勝29敗から、65勝45敗と快進撃で、ポストシーズンでもワールドシリーズに勝ち進んだ。ブルージェイズも前任者の46勝42敗から、ジョン・シュナイダー監督に代わって46勝28敗と成績を上げ、プレーオフに出た。

 一方でエンゼルスとレンジャーズは監督交代後、もっと成績が悪化した。エ軍はジョー・マドン監督下の27勝29敗から、フィル・ネビン監督(52)下は46勝60敗だった。

 ローゼンタール記者は30球団の現状を考察、今すぐに交代しそうな監督はいないとしたものの、内6人の監督は今年で契約が切れる。ネビン監督はその中の一人で、「昨オフ、球団売却中に1年契約を結んだが、アート・モレノ・オーナーの気が変って、今後も球団を所有し続ける。球団内の力学は本質的に変わらない。ネビンが来季も監督を続けるにはたぶんプレーオフに出る必要がある」と指摘する。

 ここまでブルペンはセーブ機会に10度の失敗、アンソニー・レンドン三塁手は負傷者リストに入っているが、それでも貯金2。ポストシーズン争いに残れていると、まずまずの評価。ただ不穏な兆候もあって、それは守備。32失策はMLB30球団でワーストタイ。基本がしっかりしていないこういうまずいプレーは、しばしば監督をトラブルに陥れるという。守備指標ではエ軍は真ん中くらいだがプレーオフに出るには、もっと正確な守備が求められると指摘している。

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