「ナックル姫」吉田えり　海外挑戦表明　女性初のメジャー選手目指し、米独立リーグ参戦

吉田えり
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　「ナックル姫」の愛称で知られるエイジェック女子の吉田えり選手兼コーチ（31）が、米タッパーレイクで開催される独立リーグ・エンパイアリーグに挑戦するため渡米することを23日、発表した。

　エンパイアリーグはメジャーリーガーを輩出することを目的とした米独立リーグで、6、7月の約2カ月間開催される。初の女性選手としてMLBのマウンドに立つことを目指すという。

　吉田はナックルボールを武器に、2008年関西独立リーグ合同トライアウトに合格。日本人では初めて男子と同一チームでプレーする女性プロ野球選手となった。2010年、アリゾナウインターリーグに参加。2011年には米独立リーグに参加し、史上2人目の女性勝利投手となった。帰国後、独立リーグBC・石川に入団し、2015年リーグ史上初の女性勝利投手に。その後、栃木移籍を経て、2018年からエイジェックに所属している。

　吉田は同社を通じ「この度、海外に挑戦することが決まりました。たくさんの支えのおかげで、こうしてまた挑戦ができることに心から感謝申し上げます。私の野球人生、ナックルボールのように不規則ではございますが、悔いなくやり切れるように、いい時間にしていけたらと思います」とコメントした。