オリ激震　由伸発熱で登板回避→代役・竹安は右肘違和感で緊急降板　ゴンザレスまで骨折抹消の悪夢

パ・リーグ   オリックス3－5ソフトバンク （ 2023年5月20日    京セラD ）

9回、ベンチで頭を抱える中嶋監督（右から2人目）　（撮影・後藤　大輝）
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　アクシデント続きで今季初の4連敗を喫したオリックス・中嶋監督は、ぐっとこらえて前を向いた。

　「それはしょうがないですよね。（投手陣には）いろいろ注文はありますけど、こういうことの後なので、そこを責めるわけにはいかないですし」

　試合前から不穏な空気が漂っていた。予告先発された山本が発熱のために急きょ登板回避。「特例2023」で出場選手登録を抹消された。さらに、ゴンザレスも14日ソフトバンク戦で右足に死球を受けた箇所が19日に大阪市内の病院で「右足第二指骨折」と診断され登録抹消。杉本、宇田川ら離脱者が多数いる中で、またも投打の主力が戦線を離れた。

　誤算はこれだけで終わらない。エースの代役で先発した竹安が、2回先頭の上川畑に3球投げたところで右肘の違和感を訴えてベンチへ。「緊急先発＆緊急降板」という超異例の事態となった。

　試合は2回無死、上川畑のカウント3―0から登板した山田が2点を失い、最後は競り負け。指揮官は「ケガしているのが本当にフルメンバーなのか。これから出ていくのがフルのメンバーになるのか。そこだと思います。出ているヤツらは一生懸命頑張ってくれたらいい」と奮起に期待した。　（山添　晴治）