ソフトB川瀬が2死満塁からの奇襲バント安打　決断した理由は視線の先にあった…

パ・リーグ   ソフトバンク3―1西武 （ 2023年5月21日    ペイペイD ）

＜ソ・西＞5回2死満塁、バント安打を決めた川瀬（撮影・中村　達也）
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　ソフトバンクの川瀬晃内野手が、2―1の5回2死満塁から奇襲のセーフティーバントを成功させる内野安打で、貴重な追加点で勝利に貢献した。

　「打て」のサインだったが、打席でスコアボードの自分の打率・229が目に入った。「2球目に入る前に自分の打率を見て、確率がある方はバントだなと思って。いいところに転がってくれた。真剣に一塁まで走ろうという気持ちで走っていました。自分の打率を確認して、打席に入ってよかったと凄く思っております」と丁寧な言葉遣いで振り返った。

　4試合連続スタメンと定位置をつかみかけている8年目だが、本人は「レギュラーとは1ミリも思っていませんし、与えられた場面で結果を出せるようにこれからもっとやっていきた」と謙虚。さらに「このチームはスーパースターばかりですけど、一人くらい、こういう地味な選手がいてもいい」とどこまでも控えめだった。