巨人・原監督 松井は“ふた回り”と決めていた「あとはお兄ちゃんたちがしっかり守るよと」

[ 2023年5月21日 18:09 ]

セ・リーグ   巨人5―2中日 ( 2023年5月21日    東京D )

<巨・中>原監督と阿部コーチ(右)はファンにあいさつする (撮影・西川祐介)
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 巨人が最下位・中日相手に逃げ切り勝ち。昨年4月の6連勝以来となる5連勝を飾り、4月5日以来46日ぶりの貯金1とした。試合後に広島が敗れたため、4月7日以来44日ぶりの3位浮上も果たしている。

 育成ドラフト1位右腕・松井颯(はやて)投手(22)がMAX151キロの速球を武器に3回まで完全投球を見せるなど、5回2安打無失点の快投。育成出身の新人が初登板で初勝利を挙げるのは2018年のソフトバンク・大竹耕太郎(現阪神)以来5年ぶりNPB2人目、セ・リーグ初の快挙となった。

 試合後、原辰徳監督(64)との一問一答は以下の通り。

 ――松井。

 「持てる力をね、出せたと思いますね。フォアボールが1つという内容でね、ボールそのものは変化球もまっすぐもいいボールを放っていたので。まあ、ひとつ不安があるならば、制球力かなあと思っていましたけども、でも見事なピッチングをしてくれました」

 ――リリーフ陣は中川、鈴木康が連投。信頼。

 「1人1人がしっかりと自信をもってマウンドに行ってくれるという選手をつくるということが大事だと思いますし、そういう意味では彼らはそういう場所で戦ってくれるんではないかという大きな期待を寄せております」

 ――ウォーカー、岡本和に一発。今週はいずれも5得点以上。

 「フォアボールからの(得点)というね。われわれもフォアボールからのホームラン(で失点)というのもありますんでね。そこは効果的に点は取れたというふうに思いますけども、やっぱりフォアボールというものは非常に怖いというものはね、どこかにまた改めておくというところはありますね」

 ――中山が攻守で。

 「(吉川)尚輝も非常に状態が良かったんですが、少々デッドボールの影響というもので足が張っている状況だったものですから、今日に関してはね、相手高橋投手ともいい内容を持っていたし、思い切って使いましたけども、非常にいいバッティングをしてくれましたね。守備も含めて」

 ――5連勝。3位浮上。

 「一戦一戦ね、われわれの戦い方ができるようになればそこそこ勝率は上がってくると思いますし。まあしかし、そう簡単なものではないしね。来週からまた新たなスタートを切るというところでいきたいと思います」

 ――松井はオープン戦でも。

 「落ち着きが本人にあったかどうかというのは本人しか分からないけど、見た感じではファームでの成績というものが今日はしっかり出てくれたと思いますね」

 ――5回で交代のタイミング。

 「全体的にふた回りというなかでね、プランニングを立てていたので。いいイメージの中でまた次を迎えてもらおうと。あとはお兄ちゃんたちがしっかり守るよというところですね」

 ――1点差から4番の一発。

 「大きいですね。大きいですね。すべて大きな得点ではありますけども、非常に大きかったですね」

 ――岡本和は今年あまり波がない。

 「いやいやまあ、そこは僕の中ではまだ波はあると思っているんだけどね(笑い)。でも、そうやって皆さんが思われるというのはいいと思いますね」

 ――中田翔は。

 「まあ、よく上がってきていますね。火曜日、水曜日…。火曜日またここに練習に来てですね、水曜日にゲームがありますので3軍のほうで。そこにちょっと出てみようというふうに。良かったらね、火曜日が。状態が良かったらというふうに次のステップは踏んでます」

 ――内野守備が固い。

 「そうですか。それは川相コーチが喜ぶでしょう」

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