リアル二刀流なるか！？日本ハムのドラ1・矢沢が投手デビューで1回無失点　新庄監督「勝ってるゲームで」

パ・リーグ   日本ハム4－10オリックス （ 2023年5月21日    京セラD ）

＜オ・日＞選手交代を告げにベンチを出る新庄監督　（撮影・奥　調）
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　日本ハムのドラフト1位・矢沢宏太（22＝日体大）が、プロ初登板で無失点デビューした。

　4－10の8回、5番手でマウンドに上がると、宜保を一ゴロに打ち取り、広岡、茶野は2者連続三振。1回を無安打無失点2奪三振と上々の初登板となった。

　試合後、新庄監督は「良かったね。勝ってるゲームで投げさせたかったね、なんなら。でも、キレもあったし。いいものを見せてもらいました」と満足顔でうなずき「今日はリラックスして、マウンドさばきも良かったし、テンポもよかったし。ストライク先行っていうのがいいですよね。まあ、でも相手のバッターも見たことないし。目が慣れてきてどうかっていうところもありますし」と評価した。

　今後の起用については「いや、面白いね。今日のピッチングを見たら。これが緊張する場面でどういうピッチングをしてくれるかっていう。もう1回くらい点数に余裕のある時に、今度は勝ちゲームで投げさせてみたいなと思いますけど」と大差でリードしてる場面で使い、その後に僅差でも登板させていきたいとした。

　投打二刀流で調整しているだけに、野手として出場している試合での登板もあるのか問われると「いや、それはまだ。そうなるかもしれないし」と明言を避けたものの、エンゼルス・大谷翔平のような“リアル二刀流”も現実味を帯びてきた。

　矢沢は野手として今季25試合に出場し、打率・213、1本塁打、4打点を記録している。