阪神・森下の人生の「分岐点」 東海大相模でのあの思い出があったから…迷い、悩みつつ、前進していく

[ 2023年5月21日 06:30 ]

セ・リーグ   阪神1-0広島 ( 2023年5月20日    甲子園 )

第90回選抜高校野球大会で、安打を放つ東海大相模・森下
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【記者フリートーク】 阪神・森下にはプロへ進む前に一度、人生の「分岐点」があった。

 東海大相模(神奈川)で高校通算57本塁打を放ち、すでに全国に名をとどろかせていた大砲。当然、本人も高卒プロ入りの道筋を思い描いていた。だが思い通りに事は運ばない。高3夏は北神奈川大会準決勝敗退と不完全燃焼。「気持ちの浮き沈みがなければ、もっと上のランクにいけた」という門馬敬治監督(現・創志学園監督)らの助言があったことに加え、本人も思うところがあったのだろう。急きょ、大学進学へと方針転換した。

 縁あって中大へ進学した結果、心身両面でレベルアップを果たし、ドラフト1位で阪神入団。プロ入り後も壁にぶつかったが、それを乗り越えてこの日、甲子園初安打をサヨナラ打で彩ってみせた。森下はこれから先も、迷い、悩みつつ、前進していくことだろう。(阪神担当・石崎 祥平)

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