巨人内野陣が固い守備で松井の快挙をアシスト 原監督もご満悦「川相コーチが喜ぶでしょう」

[ 2023年5月21日 18:49 ]

セ・リーグ   巨人5―2中日 ( 2023年5月21日    東京D )

<巨・中>勝利を喜び合う巨人の選手たち(撮影・尾崎 有希)
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 巨人内野陣が育成ドラフト1位右腕・松井颯(はやて)投手(22)の快挙を盛りたてた。

 松井はMAX151キロの速球を武器に3回まで完全投球を見せるなど、中日打線を相手に5回2安打無失点の快投。育成出身の新人が初登板で初勝利を挙げるのは2018年のソフトバンク・大竹耕太郎(現阪神)以来5年ぶりNPB2人目、セ・リーグ初の快挙となった。

 打線がウォーカーの4号2ランで2回に先制、4回に丸の適時打で追加点、3―2と1点差に迫られた7回には岡本和が7号2ランと着実に加点するなか、守備陣も光った。

 3―0で迎えた4回に松井が先頭・岡林に初安打を許したが、細川が三遊間の深いところへ放った打球は遊撃手・坂本が素早く二塁へ送ってアウトに取る好守。5回には高橋周の二塁への鋭い打球を中山がジャンピングスローでアウトにした。

 マウンドが5番手右腕・鈴木康に代わった8回にも溝脇の鋭い打球を一塁手・岡本和が好守で阻止。松井の快挙達成を守りぬくとともに、昨年4月の6連勝以来となる5連勝を飾り、4月5日以来46日ぶりの貯金1とした。試合後に広島が敗れたため、巨人は4月7日以来44日ぶりの3位に浮上している。

 試合後、報道陣から「内野守備が固い」を指摘された原辰徳監督(64)は「そうですか。それは川相コーチが喜ぶでしょう」とご満悦だった。

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