巨人・松井颯がセ界初の快挙! 育成出身新人が初登板初勝利 竜打線を5回2安打零封

[ 2023年5月21日 17:05 ]

セ・リーグ   巨人5―2中日 ( 2023年5月21日    東京D )

<巨・中>3回を終えた巨人の先発・松井 (撮影・西川祐介)
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 巨人の育成ドラフト1位右腕、松井颯(はやて)投手(22)が21日に出場選手登録され、同日の中日戦(東京D)でプロ初登板初先発。3回まで完全投球を見せるなど5回2安打無失点と好投してプロ初勝利をマークした。

 育成出身の新人が初登板初勝利を挙げるのは2018年のソフトバンク・大竹耕太郎(現阪神)以来5年ぶりNPB2人目、セ・リーグ初の快挙となった。

 初回から飛ばした。昨季セ・リーグ最多安打のタイトルを獲得した1番・岡林を初球の150キロ直球で左邪飛に打ち取ると、大島、細川も抑えて3者凡退スタート。2回には4番・石川昂と6番・高橋周から三振を奪い、3回まで完全投球を披露した。

 4回には岡林に外角スライダーを中前打されて初安打を許したが、遊撃・坂本が好守で盛りたて無失点。3―0で迎えた5回は先頭の5番・福永に初めての四球を与えたが、今度は二塁・中山が好守でバックアップし、村松と代打・アルモンテを連続三振に斬って取るなど得点を許さなかった。

 投球内容は5回で打者18人に対して68球を投げ、2安打無失点。5三振を奪い、与えた四球は1つ、直球の最速は151キロだった。

 降板直後の6回に2番手左腕・大江が四球を出し、3番手右腕・三上が昨季までDeNAで同僚だった細川に2ランを被弾して1点差に迫られたが、7回には主砲・岡本和がバックスクリーン右へ7号2ランして突き放した。

 花咲徳栄(埼玉)時代に甲子園出場を果たしている松井は明星大から2022年育成ドラフト1位で巨人入り。イースタン・リーグで6度の先発を含む7試合に登板して2勝1敗、31回1/3を投げて防御率2・01の数字を残して15日に支配下登録され、17日から1軍に合流していた。

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