巨人・坂本勇人の“本塁打”が取り消しに ダイヤモンド一周してベンチ凱旋も中日リクエストで覆る

[ 2023年5月21日 20:29 ]

セ・リーグ   巨人5―2中日 ( 2023年5月21日    東京D )

巨人・坂本
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 東京ドームで行われた巨人―中日11回戦で、巨人・坂本勇人内野手(34)の放った打球が一度は本塁打と判定されながらエンタイトル二塁打に変更される場面があった。

 「3番・遊撃」で先発出場した坂本は2―0で迎えた3回、2死走者なしの場面で第2打席へ。相手先発右腕・高橋宏が1ボールから投じた2球目カットボールを打ち返した。

 打球はぐんぐん伸びて右翼スタンドに吸い込まれた。一度は本塁打の判定。坂本もダイヤモンドを一周して次打者の岡本和らとハイタッチをかわしてからベンチに凱旋した。

 だが、その直後に中日の立浪和義監督(53)がベンチを飛び出してリクエスト。審判団によるリプレー検証の結果、判定が覆った。

 一塁塁審・白井一行審判員(45)による「エンタイトル2ベースで試合を再開いたします」という場内アナウンスが流れると、中日ファンから一斉に歓声が上がり、坂本はベンチから小走りに二塁ベースへ戻って苦笑いを浮かべた。

 この本塁打取り消しに巨人の原辰徳監督(64)は目を大きく見開きながら苦笑いまじりで審判団へ説明を求めたが、すぐにベンチに戻った。

 映像では、右翼フェンスとその上部にあるネット部分の切れ目あたりに打球が当たってワンバウンドしてからスタンドに吸い込まれている様子が確認されており、坂本にとっては“幻の7号”となった。

 だが、これで坂本は通算424二塁打目。稲葉篤紀(日本ハム)のNPB歴代5位記録429二塁打に「あと5」としている。

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