【槙原寛己氏の視点】新人・山崎伊に注文 打ち取る球も、カウント球も同じように投げてはダメ

[ 2022年4月2日 20:05 ]

セ・リーグ   巨人5―4阪神 ( 2022年4月2日    東京D )

<巨・神(2)>4回途中、3失点で降板する山崎伊(中央)(撮影・沢田 明徳)
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 【槙原寛己 視点】好調巨人にあって先発の新人・山崎伊には注文をつけたい。3失点で4回途中降板。失点につながった安打は全て2ストライクに追い込んでから。打ち取る球も、カウント球も同じように投げてしまうからメリハリをつけられないのだ。

 初回の阪神・大山の2点打は0―2からのスライダー。同じ球種を2球続けて甘いコースに投げて打たれている。ここは同じ球種ならボールでいい。3失点目につながる4回1死後の坂本の中前打も0―2から甘いコースのスライダー。ちょっと不用意すぎる。

 先発投手に求められるのは最終的には制球力。ローテーションに入れば、長いシーズンで球が走らない時もある。そこで助けてくれるのが制球力。山崎伊はストライクは取れるが、抜け球も多く、球の出し入れやメリハリをつける制球力が足りない。そこを高いレベルで意識していかないと、先発としては厳しくなってくる。

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