MLB 4月3日のエンゼルス戦で現場の審判が初めてマイク使用

[ 2022年4月2日 13:31 ]

 今季からMLBでも現場の審判がマイクを使用、ビデオ判定についてスタンドの観客やテレビ視聴者に直接説明を行うようになった。MLB機構が4月1日に発表した。

 チームからチャレンジを求められると、ワイヤレスマイクを装着した審判がベースラインに立ち、ネット裏に向かって、どのチームが何についてチャレンジしているかを説明。ニューヨークのリプレーオフィシャルのレビューが完了すると、判定結果をアナウンスし、その理由も付け加える。これまでは審判が手の動きで、セーフかアウトかを示すだけだった。ESPNのジェシー・ロジャース記者によると、4月3日(日本時間4日)のエンゼルススタジアムでのドジャース戦で初めて実戦で実施される。7日(日本時間8日)の開幕戦からは全球場で採用となる。

 審判はこの春フロリダやアリゾナでリハーサルを行ってきたが、試合中にマイクで喋るのは初めてで、多少神経質になっているそうだ。昨季は1305回のチャレンジがあり、プラス159回審判主導でリプレーが行われた。MLBは2020年シーズンからスタートさせる予定だったが、新型コロナにより先送りになっていた。日本では長年審判がマイクで判定のアナウンスを行っているが、毎年1月アリゾナでのMLB審判合宿に日本の審判も参加。交流の中での情報交換が役立った側面もある。

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2022年4月2日のニュース