巨人・戸田が好リリーフでプロ初勝利!「すごくうれしいです」 20年育成ドラフト7位

[ 2022年4月2日 17:17 ]

セ・リーグ   巨人5―4阪神 ( 2022年4月2日    東京D )

<巨・神(2)>2番手として登板した戸田(撮影・河野 光希)
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 巨人の2年目右腕・戸田懐生投手(21)が阪神戦(東京D)で好リリーフを見せ、プロ初勝利をマークした。

 初勝利を目指してプロ2度目の先発マウンドに上がった2年目右腕・山崎伊織投手(23)が4―2で迎えた4回に1点を失って1点差に詰め寄られ、なおも2死一、二塁としたところで降板。ここで2番手として登板した戸田は糸井への初球が暴投となって一、三塁としたものの次の2球目で三ゴロに打ち取ってピンチを脱した。

 プロ初のイニングまたぎとなった5回には1死から大山に左翼線二塁打を打たれたが、糸原、木浪を打ち取って失点せず。任されたイニングをきっちり投げ切った。

 この日の先発投手だった山崎伊は2020年ドラフト2位で、戸田は同年の育成ドラフト7位。戸田は昨年6月に支配下契約を勝ち取り、3試合に登板して3回無失点でプロ1年目を終えた。この日は今季2試合目の登板で1回1/3を1安打無失点。同期の山崎伊より先にプロ初勝利を手にした。

 試合後、ウイニングボールとジャビット人形を手にお立ち台に上がった戸田は「先発ではなかったですけど、勝ちがついてすごくうれしいです」と控えめな笑顔。9回には守護神・大勢が1点失って1点差に迫られ、なおも1死二、三塁とピンチが続いたが、最後の打者・佐藤輝の遊直に三走・近本が飛び出して併殺が成立する劇的な幕切れとなった。「大勢さんなら抑えてくれると思ったので信じて見ていました」と戸田。自身がリリーフした場面については「気持ちで負けたくなかったので、強い気持ちで投げれて良かったと思います」と振り返った。

 この日投げた球数は14球。「本当に1球1球が勝負だと思っているので、1球1球を大事に投げたいと思います」という戸田。独立リーグから育成ドラフト7位、支配下契約を経てつかんだ1勝に「まず親と、関係者の皆さんに初勝利を伝えたいと思います」と感謝していた。

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