中日・大野雄が6連勝カープ止めた! 立浪監督に本拠地初星プレゼント「喜んでくれて握手も力強かった」

[ 2022年4月2日 05:30 ]

セ・リーグ   中日3-2広島 ( 2022年4月1日    バンテリンD )

<中・広(1)>初のお立ち台で、勝ち星を挙げた大野雄(左)、決勝打の阿部(右)に手を掲げられ笑顔の鵜飼(撮影・椎名 航)
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 広島の開幕連勝を止めたのは中日・大野雄だった。8回2失点で今季初勝利。チームの連敗を3で止め立浪監督に本拠地での初白星を贈った。

 「開幕戦(先月25日の巨人戦は6回4失点で黒星)はどうしても勝ちたかったのに期待に応えられずに申し訳なくて、この6日間は悔しい思いをしてましたから。22年の試合日程が発表になった次の日くらいに開幕投手を伝えられたんですけど…。負けた後は監督の顔を見られなかったんですが、今日は喜んでくれて握手も力強かったです」

 1―0の4回に自らの失策も絡み、1死満塁から会沢に逆転打を許した。6回先頭の打席で代打はなくセーフティーバントを試みるなど必死に勝利への執念を見せた。その思いが8回の再逆転劇につながり、大瀬良との投げ合いでは5年ぶりに白星が付いた。

 「昨年はあまり(逆転勝ちは)なかったですよね。心の底からうれしかったですし、こんな勝ち方はチームにも大きい」

 前夜の敗戦後は選手だけでミーティング。約30分間にわたって福留、大島、ビシエドがそれぞれの思いを伝えた。8回1死一、三塁で同点打のドラフト2位・鵜飼は「自信を持っていこうと。僕個人には“三振してもいいんだから”とか“データだけを信じるのではなく”とか言っていただきました」と明かした。苦手だった高め、見逃せばボール球の外角直球を右前へ運び、ガッツポーズが出た。

 立浪監督は「大野雄に勝たせたかったのでね。これで余裕を持って次もやってくれるでしょう」とにんまり。1週間遅れのウイニングボールは大野雄のポケットへ。中日が乗りそうだ。 (畑野 理之)

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2022年4月2日のニュース