巨人・堀田 プロ初登板初先発初勝利なるか 日本一ヤクルト打線を6回零封して降板 5回で4併殺

[ 2022年3月31日 19:58 ]

セ・リーグ   巨人―ヤクルト ( 2022年3月31日    神宮 )

<ヤ・巨(3)>6回、山田を三振に打ち取りガッツポーズを見せる堀田 (撮影・森沢裕)
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 巨人の3年目右腕、堀田賢慎投手(20)が開幕6戦目となったヤクルト戦(神宮)でプロ初登板初先発。6回5安打無失点と好投し、プロ初勝利の権利を得て降板した。

 落ち着き払ったマウンドさばきで昨季20年ぶり日本一に輝いたヤクルト打線を手玉に取った。初回、1番・塩見にいきなり内野安打を許すも2番・青木を遊直に打ち取って最初の併殺。2回を3者凡退に抑えた後の3回は先頭の7番・オスナに左前打されたが、続く内山壮を投ゴロ併殺打に仕留めてピンチの芽を摘んだ。主砲・岡本和の適時打で1点先制してもらって迎えた4回には1死から青木、山田に連続四球を与えて初めて得点圏に走者を背負ったが、主砲・村上をフルカウントの末の8球目チェンジアップで二ゴロ併殺打に。ピンチを3つ目の併殺で切り抜け、女房役の大城とグラブタッチをかわして喜んだ。

 勝利投手の権利が懸かった5回も先頭の5番・サンタナに中前打されるも、1死を取った後にオスナを三ゴロ併殺打に打ち取り、勝利投手の権利を獲得。3点リードに変わった6回には1死から代打・浜田と塩見に連打され2死一、三塁のピンチを迎えたが、山田をチェンジアップで空振り三振に斬って失点せず。直後の7回、1死走者なしで打順が回ると代打・ウォーカーが出されて降板となった。

 投球内容は6回で打者21人に対して78球を投げ、5安打無失点。2三振を奪い、与えた四球は2つ、直球のMAXは4回に出た147キロだった。

 青森山田から2019年ドラフト1位で入団した堀田は1年目の20年に右肘手術を受けた関係で育成選手となったが、3年目の今季はキャンプで初の1軍スタート。3月11日に鍬原、増田陸とともに支配下選手契約を締結した。オープン戦では2度の先発を含む3試合に登板し、計10回を投げて5安打無失点。開幕ローテーション入りをつかんだ。

 ▼堀田 初回のマウンドは緊張して胸がドキドキでした。桑田コーチから「ランナーを出しても粘り強くいこう」と言われてマウンドに上がったので、打たれても動揺しないで自分のピッチングをすることだけを心掛けました。反省点も出ましたが、その中で粘り強く投げられたことが良かったです。

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