阪神待望の初勝利は大トリ先発・秋山に任せた 昨年5勝のコイキラーが負の流れ止める!

[ 2022年3月31日 05:30 ]

<広・神>気迫の表情でダッシュする秋山(撮影・平嶋 理子)
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 阪神連敗ストッパーの大役は開幕ローテの“大トリ”で登場する秋山に託された。

 今季初登板となる右腕は、31日の広島戦へ向けてショートダッシュなどで最終調整。前回24日のウエスタン・オリックス戦では序盤につかまり、5回6失点と打ち込まれて不安を残したものの、照準はあくまでシーズンだ。昨年まで2年連続2桁勝利をマークする男は、ギアを切り替えるつもりで28日の投手指名練習でも「(初登板で)1年間、頑張っていく姿勢を見せたい」と静かに闘志を燃やしていた。

 “キラー”への期待は高まる。昨年の広島戦は10試合に登板し5勝(3敗)、防御率1・97と抜群の相性。舞台となる敵地・マツダスタジアムでも関係なく防御率1点台とコイ打線を抑え込んできた。西勇、伊藤将を送り込みながら今季初勝利に届かなかったが、満を持して大事なマウンドに上がる。

 今オフは直球の球威、球速アップを目指して捻転動作を加える新フォームに着手。先発陣の中心的存在まで上り詰めてもあくなき向上心で進化を目指してきた。開幕5連敗と想定外のつまずきも、背番号21が6番手に控える意味が出てきた。生え抜き13年目が重圧を力に変え、救世主になる。(遠藤 礼)

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2022年3月31日のニュース