坂田精二郎氏が長野・松本国際高の監督候補に 立正大監督で18年に明治神宮大会V ノムさんの教え子

[ 2022年3月31日 17:01 ]

坂田精二郎氏
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 昨季まで立正大野球部監督を務めた坂田精二郎氏(47)が松本国際の監督候補に挙がっている。立正大、社会人で捕手として活躍後に指導者となり、母校を2018年の明治神宮大会優勝に導いた名将だ。

 現役時代は島根の淞南学園(現立正大淞南)、立正大(東都1部)を経て社会人のシダックス入りし99年日本選手権に優勝、知将・野村克也監督の下で03年都市対抗準優勝に貢献した。同社の廃部に伴いセガサミーに移籍。引退後は11年1月から立正大のコーチとなり、13年4月から監督となった。指揮を執って2度目の2部優勝を飾った17年春に15季ぶり1部復帰を果たすと、伊藤裕季也主将(現DeNA)らを擁した18年秋に18季ぶりの1部優勝、続く明治神宮大会も9年ぶりに制した。

 21年春に2部に降格すると、同年限りで退任。輝かしい実績を残している坂田氏を松本国際側が高く評価し、春は07年以来(当時は創造学園大付)、夏は04年(当時は塚原青雲)以来遠ざかる甲子園出場を果たすため、監督候補に挙げている。

 野村監督から学んだ「ID野球」「守り勝つ野球」をベースにした緻密な戦いに定評がある坂田氏。就任すれば高校生の指導は初。負けたら明日のない社会人、戦国東都で培った手腕を生かし、まずは昨秋県2回戦で敗れたチームを導くことになる。

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