巨人・菅野 開幕戦で投げない選択肢は「自分の中になかった」 リードは大城任せ「彼もたぶん必死だと」

[ 2022年3月5日 16:55 ]

オープン戦   巨人0―3日本ハム ( 2022年3月5日    札幌D )

<日・巨>力投する菅野(撮影・森沢裕)
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 巨人のエース、菅野智之投手(32)が日本ハム戦(札幌D)でオープン戦初登板。2回2安打無失点で降板した。対する日本ハムは1番から4番まで新人選手が並ぶ異例の先発オーダー。初回に1死二、三塁とされるも無失点で切り抜け、2回で4三振を奪った。

 この日の投球はスライダー、カットボールなど変化球主体。直球のMAXは初回に出た149キロだった。「まあ、どう考えても、まっすぐ1、2の3で来ていたので。そこら辺は大城に聞いてください。任せていたので。一回も首振っていないので」と組み立ては女房役の大城に任せていたとし、「彼(大城)もたぶん必死だと思うので。簡単に点取られるわけにはいかないし。でも本当に、そういう意味では実戦さながらというか、そういう中で投げられた感じはしますし、初回のピンチというのも、狙って三振がとれましたし、その後の石井君かな、低めにいいボールを投げてそこから落として、と、僕の中では、あの2打席というのはきょうの収穫かなと思うので、まあ、よりそういう、実戦というか、本番を想定しながら、気持ちも入れて投げられれば、いい状態で開幕を迎えられる気がします」と話した。

 初回に1死二、三塁のピンチを迎えた。だが、速水を3球三振に仕留めると、石井はフォークで一ゴロに打ち取って無失点。走者を背負った場面について「まあ、本能的に(ギアが)上がったんじゃないですかね」と笑顔も見せた菅野。すでに5年連続で球団最多となる8度目の開幕投手に内定しているが、改めて心境を聞かれると「自分自身、投げるつもりでいましたし、投げないことを考えていなかったので、そこに関しては、どういうふうに思ったかは特にないですけど、今回は、ああいう形の発表というのは自分自身初めてだったので、もちろんその前に言われていましたけど、東京ドームが新しくなって、また違った気持ちにはなりましたけど。(開幕戦で)投げないという選択肢は、自分の中になかったですね」とエースの風格を漂わせていた。

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