「4冠」目指す大阪桐蔭に吉兆!17年春優勝と同じ大トリ登場 ドラフト候補・松尾「日本一にこだわる」

[ 2022年3月5日 05:30 ]

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大阪桐蔭・松尾汐恩

 昨秋の明治神宮大会覇者で、97~98年の横浜以来となる「4冠」を目指す大阪桐蔭は32枠目の大トリ登場となる6日目第1試合で、鳴門と対戦する。「相手は四国の伝統校であり強豪校。手ごわい印象がある」と星子天真主将(2年)。西谷浩一監督も「いい投手がいると聞いているので、しっかりと準備したい」と警戒を強めた。

 とはいえ、戦力は今大会随一といえる。2年夏時点から体重を約5キロ増やしてパワーアップを果たした今秋ドラフト候補捕手の松尾汐恩(2年)は今年初練習から「出られる大会はすべて日本一にこだわっていきたい」と意欲。オフ期間に最速145キロ直球のさらなる精度向上に取り組んだ左腕・前田悠伍(1年)も「最終的には日本一を達成したいと思っています」と頼もしい。ドラフト候補バッテリーを軸に、一戦必勝を積み重ねる。

 17年春も同じ32枠目の大トリ登場から頂点まで駆け上がった吉兆データにも背中を押される名門。春夏通算56勝の名将は「しっかり準備をして昨春の悔しさを晴らし、日本一に」と言葉に力をこめた。

 ◇松尾 汐恩(まつお・しおん)2004年(平16)7月6日生まれ、京都府精華町出身の17歳。川西小1年から野球を始める。精華中では京田辺ボーイズに所属。大阪桐蔭では1年秋からベンチ入りし、2年春夏連続で甲子園出場。1メートル78、76キロ。右投げ右打ち。

 ◇前田 悠伍(まえだ・ゆうご)2005年(平17)8月4日生まれ、滋賀県長浜市出身の16歳。小2から野球を始め、高月中では湖北ボーイズに所属。1年時にカル・リプケン12歳以下世界少年野球日本代表として世界一。1メートル79、75キロ。左投げ左打ち。

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