大垣日大・阪口監督「祖父孫鷹」で3元号勝利狙う 長女の三男・高橋慎メンバー入り濃厚「最高の喜び」

[ 2022年3月5日 05:30 ]

18日開幕 第94回選抜高校野球大会 組み合わせ決定

阪口慶三監督とともに抽選会の様子を見守る大垣日大ナイン
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 77歳の名将が、「祖父孫鷹」で監督3元号勝利を目指す。東海大会4強の大垣日大は、21世紀枠の只見との対戦が決定。抽選会の様子を孫のような年齢のナインとともに見守った阪口慶三監督は「相手のことはわからないが、油断せずに1点の重みを頭に置いて、ゲームを進めたい」と構想を浮かべた。

 東邦時代を含め春夏通算33度目の聖地。昭和、平成、令和の3元号で指揮を執る先に、春夏の甲子園大会での最高齢勝利を視界にとらえる。さらに今回は長女の三男にあたる高橋慎(1年)もメンバー入りが濃厚。「かわいい孫と甲子園に行けるのは最高の喜び」。一瞬だけ柔和な表情になったが、話が聖地での戦いになると勝負師の顔に戻った。「甲子園と聞いただけで鳥肌の立つような野球人ですから。選んでいただいた感謝しかない」

 1月28日の選考会では昨秋の東海大会準優勝の聖隷クリストファーが有力視されたが、逆転選出となり議論を呼んだ。周囲の雑音にも「プレッシャーは全くない。選手にもひと言も言っていない」と指揮官。西脇昂暉主将(2年)も「気にしていない。チーム一丸となって戦うだけ」と意に介さない。東海地区代表として選ばれた誇りと感謝を胸に、大会第4日の初戦に集中する。(石丸 泰士)

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2022年3月5日のニュース