ソフトB ギータ10回サヨナラ弾!3度ビハインドも不屈の“下克上”日本S連覇王手

[ 2018年11月1日 22:59 ]

SMBC日本シリーズ2018第5戦   ソフトバンク5―4広島 ( 2018年11月1日    ヤフオクD )

<ソ・広>延長10回無死、柳田はサヨナラ弾を放つ(撮影・大森 寛明)
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 SMBC日本シリーズ第5戦は1日、ヤフオクドームで行われ、パ・リーグ2位からクライマックスシリーズ(CS)を勝ち上がったソフトバンクが、4―4の延長10回に柳田悠岐外野手(30)のサヨナラ本塁打で3度、ビハインドを背負う展開を不屈の粘りで制し、3連勝を飾った。日本シリーズの本拠連勝記録を12に更新する勝利で、今シリーズの通算成績を3勝1敗1分けとし、“下克上”での日本シリーズ2連覇に王手をかけた。

 一瞬たりとも気の抜けない死闘となった。広島が2回に会沢の中前適時打で先制すると、ソフトバンクは4回に中村晃の中前2点適時打で2―1と逆転に成功。だが、広島は5回に丸の右越え1号2ランで3―2とした。すると、ソフトバンクはその裏、柳田の投ゴロで1点を返して3―3の同点。広島は6回に会沢の左越え1号ソロで4―3と勝ち越したが、ソフトバンクは7回に明石の右越えソロで4―4の同点に追いついた。

 計3度のビハインドを追いつき、4―4で突入した延長10回。ソフトバンクは先頭の柳田が5番手・中崎の2球目を捉えて豪快に右翼テラス席に運んだ。

 本拠で3連勝を狙った工藤監督は早めの継投で7投手をつぎ込む執念の采配をみせ、日本シリーズ連覇に王手をかけた。

 後がない広島は、3日から本拠マツダスタジアムに戻って巻き返しを図る。

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