広島 6連続盗塁死…いまだ成功0 “甲斐キャノン”攻略のカギは…

[ 2018年11月1日 05:30 ]

SMBC日本シリーズ2018第4戦   広島1―4ソフトバンク ( 2018年10月31日    ヤフオクD )

<ソ・広>5回2死一塁、一走の安部が二盗失敗(撮影・篠原岳夫)
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 球団別ではリーグトップの95盗塁を誇る赤ヘルの武器が通用しない。第1戦から4試合連続で、6連続の盗塁死。今季の盗塁阻止率・447と12球団トップの甲斐の前に、計4度も二盗を阻止されるなど打開策が見い出せない。緒方監督は「いい采配ができなかったということでしょう。いい攻撃ができなかった。切り替えていく」と表情は険しかった。

 5回2死一塁の田中の打席で安部が二盗に失敗。この日の盗塁企画もこの1度のみに終わった。「スタートはよかったと思います」と言う俊足の安部でさえ悠々のアウト。「ちょっと甲斐君がね……。一歩及ばなかった。トライしなくなるのはいけないので、トライできるようにしたい」と完敗を認めた上で、攻めの姿勢を失わないことを強調した。

 第1戦から甲斐の強肩は圧倒的だった。代走の切り札・上本が完璧に刺されてから盗塁成功はいまだにない。高ヘッドコーチは「動作が速いし、送球も強い。投手と勝負ということを意識させないといけない」と攻略のカギを探る。今季1度もなかった6連続での失敗。ただ、今季の盗塁死はリーグ最多の49度と、失敗を恐れないのも持ち味だ。“甲斐キャノン”を攻略できるかどうかが、今後の行方を占うかもしれない。(河合 洋介)

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