広島・大瀬良も5回途中で降板 3―3の同点で5回を終了

[ 2018年11月1日 20:56 ]

SMBC日本シリーズ第5戦   広島―ソフトバンク ( 2018年11月1日    ヤフオクD )

<ソ・広>5回途中降板する大瀬良(右端)(撮影・岡田 丈靖)
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 SMBC日本シリーズ(7試合制)は1日、ヤフオクドームで第5戦が行われ、広島の先発マウンドに上がった大瀬良大地投手(27)は5回途中5安打3失点で降板した。

 ソフトバンクに通算2勝1敗1分けと勝ち越しを許して迎えた第5戦。連敗すれば王手をかけられる大事な1戦で、広島は2回、松山の右翼フェンス直撃の二塁打を足場に2死一、三塁とし、8番・会沢の中前適時打で先制した。

 序盤に援護をもらった大瀬良だったが、4回に四球、安打、四球で無死満塁のピンチ。続く5番・中村晃に1ボール2ストライクから投じた外角低めのボールになる6球目フォークボールを中前へ弾き返されて一挙に2点を失い、逆転を許した。続く6番・内川には絶妙な送りバントを決められ1死二、三塁とピンチが続いたが、7番・松田宣を外角高め直球で空振り三振に仕留めると、8番・今宮は遊ゴロに抑えてそれ以上の失点を許さなかった。

 すると、打線は5回、丸に待望の今シリーズ初アーチとなる1号2ランが飛び出して3―2と逆転。だが、その裏、大瀬良は不運な内野安打2本と犠打で1死二、三塁とし、ここで緒方監督は2番手の右腕・ヘルウェグにスイッチ。そのヘルウェグはいきなりグラシアルの左腕に死球を当てて満塁とし、柳田の投ゴロを捕球した際に体勢を崩して本塁送球を諦め、一塁へ送って1死を取る間に同点に追いつかれた。

 大瀬良の投球内容は4回1/3で79球を投げ、5安打3失点。2三振を奪い、与えた四球は3つだった。32年ぶりの開幕戦ドローとなった10月27日の初戦(マツダ)では5回2失点(自責1)。そこからプロ初となる中4日でのマウンドは初戦と同じ千賀との投げ合いとなったが、千賀もこの試合、5回途中で2失点降板している。

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2018年11月1日のニュース