杉内、笑顔 今季初実戦で0封 4月1軍プランへ由伸監督「一歩進んだ」

[ 2017年3月9日 08:42 ]

春季教育リーグ   巨人2―0楽天 ( 2017年3月8日    ジャイアンツ球場 )

教育リーグの楽天戦で3回4安打無失点の巨人先発・杉内
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 右股関節手術からの復帰を目指す巨人の杉内が春季教育リーグ・楽天戦で今季実戦初登板。先発で3回43球を投げ、4安打無失点に抑えた。最速は138キロ。最大の武器、スライダーの制球に苦しむなど毎回、得点圏に走者を背負ったものの「ちょっとヒットを打たれたが、何とか0点に抑えることができて良かった」と笑みを浮かべた。

 キャンプ中の2月28日にシート打撃に登板したが、実戦は昨年10月24日の宮崎フェニックスリーグ・四国IL選抜戦(ひむか)以来、約5カ月ぶり。投ゴロを無難に処理するなど、フィールディングも問題なく「走者が出て盗塁を警戒しながら投げるとかの経験ができて良かった」と納得の表情。結果を伝え聞いた高橋監督も「試合で投げられて一歩進んだと思う」と胸をなで下ろした。

 「もう少し、イニングを投げられるようにしないと」と次回は60球を目安に投げる予定で「(1軍昇格を)逆算できるまでピッチングレベルが上がってくれば」とシーズン序盤の1軍合流を見据えている。試合後は「家に帰ってトモ(菅野)の応援をしたい」とWBCを観戦するため、家路を急いだ。(徳原 麗奈)

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2017年3月9日のニュース