ダル満足59球 スライダー3K「ストライクも空振りも取れた」

[ 2017年3月9日 05:30 ]

オープン戦   レンジャーズ2―3ロッキーズ ( 2017年3月7日    サプライズ )

練習前、チーム内のフリースロー対決に臨むダルビッシュ(C)Kelly Gavin/Texas Rangers
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 数字に表れない収穫があった。レンジャーズのダルビッシュ有投手(30)が7日(日本時間8日)、ロッキーズ戦に先発。3回0/3を投げ1本塁打を含む4安打2失点も「全体的には良かった」と話した。3つの理由があった。

 (1)対外試合でスライダーを解禁 ダグ・ブロケール投手コーチが「彼なら100歳になっても投げられるだろう」と評する宝刀で3つの空振り三振。ダルビッシュも「ストライクも空振りも取れた」とうなずいた。

 (2)プレートの一塁寄りを踏み投球 これまで三塁寄りで投げてきたが「いろんなことを試している」と今キャンプは一塁寄り。一般的にはツーシームに角度をつける効果があり「これから変化の違いが分かってくると思います」という。

 (3)右肘の状態 59球を問題なく投げ切り「去年はイニングの間の投球練習で違和感がずっとあったが、それが一切ない」と振り返った。6日にはチーム内で対決したバスケットボールのフリースローで勝利。肘の使い方も見事だった。開幕まで4週間を切り、ここから本格的に仕上げていく。(奥田秀樹通信員)

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2017年3月9日のニュース