ソフトバンク、多村、松中で全7打点

[ 2010年6月13日 20:29 ]

 【ソフトバンク7―5巨人】ソフトバンクを4連勝に導いたのは今季初めて3、4番に並んだ多村と松中だった。2人でチームの全得点となる7打点をたたき出す活躍だった。

 松中は三回1死満塁で145キロの内角速球を右翼席へ運んだ。“真っすぐを仕留める”という王会長の教えを実践できるかどうかを調子の目安として掲げる36歳は、今季4本塁打目にして初めて直球をとらえて「ことしがスタートできた」と満足そうに笑った。
 多村も続く。四回は2点二塁打を放ち、1点差に迫られて迎えた七回には2戦連発となる12号ソロで巨人の追い上げムードを断った。「結果を求めず、打席に入ったら何か起こるだろう」という自然体の構えが、交流戦トップの打率4割5厘の成績につながっている。
 松中は「最後はみんなが立って応援した。もっともっとひとつになって、いい結果が出ていけばいい」と話した。小久保が不在で前夜の死球の影響でオーティズも欠場してもチームは主軸を中心にまとまり、パ・リーグ首位の西武とは1ゲーム差に迫った。

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2010年6月13日のニュース