53歳男性 Kスタ宮城でグラウンドに転落

[ 2010年6月13日 06:00 ]

<楽・ヤ>6回終了時、レフトスタンドからフェンスを乗り越えた観客が転落。試合が一時中断する

 楽天―ヤクルト戦が行われたKスタ宮城で12日、試合中に男性客が左翼席フェンスを乗り越えて2・8メートル下のグラウンドに転落した。

 7回表のヤクルトの攻撃前、福島から観戦に訪れた53歳の男性が客席から約1・7メートルの高さのフェンスをよじ登って転落。試合は6分間中断した。男性は担架で球場内の救護室に運ばれ、左足首の打撲と診断された。左翼の牧田は「気が付いたら男性が横向きに倒れていた」と驚きの表情。西村球団コミュニケーション部長は「お酒を召されていたみたいです」と説明した。昨年8月27日には横浜スタジアムで観客が右翼席から転落、後日脳挫傷で死亡する事故が起きているだけに、球場は一時騒然となった。

 ≪男が乱入…被害届も検討≫転落事故の直後にはちん入者も現れた。Tシャツと短パン姿の男性が三塁側フィールドシートからフェンスを乗り越えてグラウンドへ乱入して係員に取り押さえられた。熱戦に水を差す行動に、球団関係者は「極めて遺憾。被害届を出すことも検討しています。断固たる措置を取ります」と怒りを隠せず、ヤクルト・小川監督代行も「2人目は人騒がせ」と顔をしかめていた。

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2010年6月13日のニュース