遅すぎた反撃…巨人V逸、大田は“手応え”3タコ

[ 2010年6月13日 06:00 ]

<ソ・巨>4回2死、遊ゴロに倒れ悔しがる大田

 【巨人2-4ソフトバンク】反撃は遅すぎた。巨人は9回に4連打で2点を返したが、なお一打同点の場面で坂本、高橋が凡退。原監督は「もう少し打線が工夫しないと」と敗因を語った。

 セ・リーグ勢では唯一、交流戦優勝の可能性を残していたが、オリックスの勝利で試合前にそれも消滅。指揮官は「(きょう13日の)最後の試合に悔しさをぶつけたい」と前を向いた。

 前回対戦の昨年5月28日には5回途中までに7点を奪ってKOしたソフトバンク・和田の前に7回まで4安打無得点。8番・一塁でプロ初スタメンだった2年目の大田は、守備では2回に川崎のライナーをダイビングで好捕したが、打撃は7回に3球三振に倒れるなど3打数無安打で9回に代打を送られた。プロ1年目の昨季は1軍で1打席のみで3球三振だった20歳は「(2回に)追い込まれての変化球で三振しなかった。余裕を持って打席に入れた」と自らの成長に手応えを語った。

 13日は交流戦最終戦。貯金13も2位・阪神に3ゲーム差とされた。リーグ戦再開を前に白星で弾みをつけたい。

 ≪東野 連勝8でストップ≫巨人の東野が7回1/3、4失点KOで2敗目。初回に制球が定まらず2四球が絡んで3失点。その後立ち直ったが「初回がすべて。(調子は)悪くなかったけど守りに入ってしまった。先制点をあげてはいけないと硬くなった」とぶ然とした表情だった。3月28日のヤクルト戦(東京ドーム)以来11試合ぶりの黒星で自身連勝も8でストップ。「自分の連勝は気にしていない。チームが負けたことが一番悔しい」と足早に球場を引き揚げた。

 ▼巨人・長野(最近先発5試合で19打席連続無安打)和田さんの(腕の)出どころが見づらかった。感じは悪くない。頑張ります。

 ▼巨人・伊原ヘッドコーチ(3打数無安打の大田について)いきなりいい投手との対戦はかわいそうだったけど、いい経験になる。去年よりも成長していると思う。

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2010年6月13日のニュース