松井秀 バットを振らなかった36歳バースデー

[ 2010年6月13日 15:05 ]

ドジャース戦の先発を外れ、ベンチで試合を見守るエンゼルス・松井秀(右)

 エンゼルスの松井秀喜外野手は12日、ロサンゼルスでのドジャース戦に9回2死二塁から代打で出場して敬遠の四球だった。打率は2割6分。チームは4―2で勝った。

 松井秀は36歳最初の打席でバットを1度も振らなかった。9回2死二塁から代打で敬遠の四球。誕生日は過去2年続けて自ら本塁打で祝ってきたが「敬遠は敬遠でいい」と表情を緩めた。

 一昨年は満塁本塁打、昨年は3ラン。試合前にそのことを記者から聞いたドジャースのトーリ監督は「じゃあ、敬遠だ」と言って笑いを誘ったが、実際に勝負を避けた結果に「自分でも思わず笑ってしまったよ」。

 寅年生まれの年男はことしも報道陣からケーキを用意され「恥ずかしいですよ」と苦笑い。5月の交流戦では3連戦で1試合だった先発が今回は13日を含めて2度になる予定。「出ないよりも出た方がいい。1試合よりも2試合の方がいい」と意欲を見せた。(共同)

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2010年6月13日のニュース