レオ自力V消滅…好機で追加点取れず逆転負け

[ 2010年6月13日 06:00 ]

<西・広>ベンチの西武・渡辺監督

 【西武2-6広島】西武は勝てば交流戦初優勝が決まる可能性があった一戦で、手痛い逆転負け。自力優勝がなくなった渡辺監督は冷静な顔つきで試合を振り返り「プレッシャーのかかるゲームを経験させてもらっているんだから、もうちょっと気持ちを出していかないといけない」と、ナインに奮起を促した。

 初回に2点先制も2、3回と2死満塁の好機で追加点が取れなかった。3回までに6四死球と制球に苦しんだ大竹を攻めきれずに立ち直らせてしまった。指揮官は「四球でもらったチャンス。大事なところでボール球を振って助けてしまった。打つ方に関しては立て直さないと。このままじゃ絶対にいけない」とシーズンを見据えて語気を強めた。

 舞台裏では優勝セレモニーの準備も進められていたが、まさかの逆転負け。だが13日に勝ち、オリックスが敗れれば逆転優勝の望みは残っている。4番に座る栗山は3試合無安打に終わり、試合後には黙々とバットを振った。敗戦を引きずらず、交流戦ラストゲームに臨むしかない。

 ≪帆足 6失点KO≫西武先発の帆足が中盤、広島打線につかまった。5回に4安打を集中され逆転を許し、7回には2発を浴びて6失点で降板。自身3連敗に「いつも通りに勝つつもりで投げました。自分の力がまだまだ足りない」と肩を落とした。潮崎投手コーチは「ピンチをつくっても粘る投手なんだけど…。ここ何試合かは微妙に甘くなっている」と話した。

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2010年6月13日のニュース