えりちゃん ナックルで翻ろう!初三振も奪った

[ 2010年6月13日 17:48 ]

ユマ・スコーピオンズ戦に先発、4回4安打2失点だった吉田えり投手

 野球の米独立リーグ、チコ・アウトローズの“ナックル・プリンセス”吉田えり投手(18)が12日、カリフォルニア州チコで行われたユマ・スコーピオンズ戦に2度目の先発登板し、4回4安打2失点で初三振も奪った。初勝利はならなかったが、チームの8―4の勝利に貢献し、ファンを沸かせた。

 5月29日の初登板では制球が定まらなかったが、この日のユマ打線は明らかにナックルに戸惑っていた。圧巻は3回。四球と二塁打で招いた1死二、三塁のピンチを、ナックルでの空振り三振と、中飛で切り抜けた。

 ナックルをクリーンヒットされたのは1度だけ。相手打線を翻弄した吉田は「ゴロで打ち取ったり、芯を外したことが多かったので自信にはなった」と笑顔で話す一方で「満足はしてない。無回転でストライクが入る確率を上げたい」。テンプルトン監督は「ボールを置きにいくのではなく、しっかり腕を振っていた。学習能力が高く、前回とは見違える投球だった」と絶賛した。

 マーシャル・ゼネラルマネジャーによると、吉田は中継ぎの登板を挟んで24日のエドモントン・キャピタルズ戦に先発。その日にユニホームとバットの野球殿堂贈呈式が行われる予定という。(共同)

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2010年6月13日のニュース