交流戦貯金4も…西武、最後に踏ん張れず

[ 2010年6月13日 18:25 ]

 交流戦初優勝を逃したことよりも、ここ3試合の戦いに不満を覚えた。西武の渡辺監督は「(交流戦で)貯金四つはよく頑張ったが、終わり方が良くなかった」。2007年は10連敗、その後も6連敗、5連敗を喫している交流戦の後半。今季も最後に黒星が三つ並び、後味の悪さが残った。

 広島との連戦を短期決戦と位置付けて臨んだ。だが、前日の帆足に続き岸が崩れた。同点の四回1死三塁、簡単に初球をフィオに右前へ運ばれて逆転を許す。五回にはヒューバーに2ランを浴びた。5月にも広島に苦杯をなめている岸は「前回やられていたので余計悔しい」とうなだれた。
 打線も二回にブラウンの13号ソロで先手を取ったが、追加点は九回まで生まれなかった。三~八回は三塁すら踏めなかった。指揮官は「あまりにも得点能力が低い」と嘆くしかなかった。
 優勝を目前にしながら帆足、岸と計算できる左右の投手で連敗を喫した。勝負どころでの失速。2年ぶりの日本一を狙う秋に向けて、課題を残した。

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2010年6月13日のニュース