【フィギュア】鍵山優真 個人戦へ「感覚研ぎ澄ませながら頑張る」 団体SPでマリニン超え1位

[ 2026年2月9日 01:30 ]

ミラノ・コルティナ冬季五輪第2日 フィギュアスケート団体 ( 2026年2月7日    ミラノ・アイススケートアリーナ )

キスアンドクライで高得点に驚く鍵山(右から3人目)(AP)
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 フィギュアスケート団体2日目が行われ、男子ショートプログラム(SP)で鍵山優真(22=オリエンタルバイオ・中京大)が自己ベストに迫る108・67点をマークし1位だった。世界選手権2連覇中のイリア・マリニン(21=米国)を上回り、10日から始まる個人戦へ弾みをつけた。5カ国に絞られたアイスダンス・フリーダンスで吉田唄菜(22)森田真沙也(22)組(木下アカデミー)は98・55点で5位。日本は5種目を終え、順位点合計39点で2位につけた。

 渾身(こんしん)の演技を終えると、鍵山は両手でガッツポーズを見せた。マリニンを10・67点も引き離す1位で日本に貢献。2度目の夢舞台が幕を開け「五輪と相性良いのかなと思っている。その感覚が本番でも出ているのは良いこと」と手応え十分だった。

 小じゃれたジャズナンバーに、五輪アレンジを加えた。冒頭の4―3回転の連続トーループ、4回転サルコーを鮮やかに成功。最後のトリプルアクセルも完璧に決めると「ホッとした」。あとは勝利へのステップを舞うだけ。「来い!来い!」。ノリノリで観客をあおり、大歓声を呼び込んだ。

 北京五輪では個人、団体とも銀メダル。この4年、新エースの重圧に押しつぶされそうなときもあったが、切り開いた境地はシンプル。「この舞台で遊ばずにはいられない」――。五輪に帰ってきた喜びを全身で表現した。「(あおって)何もなかったら凄く寂しかったけど、イチかバチかでやって大正解。ちょっとはっちゃけちゃいました」とちゃめっ気たっぷりに笑った。表現力を示す演技構成点は3項目全て9点台中盤。技術と表現の融合が点数に表れた。

 昨年12月のGPファイナルで出した自己ベスト108・77点に肉薄。9日から始まる個人戦に向け、王者マリニンの動揺を誘ったのも確か。団体の次に目指すのは夢の頂点だ。「感覚を研ぎ澄ませながら頑張ります!」。絶好調の鍵山が、いよいよ最終決戦に臨む。

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