【ジャンプ】二階堂蓮が2回目に大ジャンプ 1回目6位から逆転狙う

[ 2026年2月10日 04:41 ]

ミラノ・コルティナ冬季五輪第4日 男子個人ノーマルヒル ( 2026年2月10日    プレダッツォ・ジャンプ競技場 )

二階堂蓮(AP)
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 ミラノ・コルティナ冬季五輪のノルディックスキー・ジャンプの男子個人ノーマルヒル(ヒルサイズHS=107メートル)が9日(日本時間10日)、プレダッツォ・ジャンプ競技場で行われた。初出場の二階堂蓮(日本ビール)がメダル獲得に臨んだ。

 二階堂は1回目に101メートル、131・1点で6位つけた。トップとは4・5ポイント差の大混戦。プレッシャーのかかる2回目に臨んだが、106メートル50を飛び、こん身のガッツポーズ。残り5人を残してトップに立った。その後、2人に抜かれたが、デシュバンデン(スイス)と合計266点で並んで銅メダルを獲得した。

 北海道江別市出身。父は1991年世界選手権代表の元スキージャンパー、学さんだ。8歳の冬、札幌の少年団の体験会に父から誘われ、競技を始めた。「行く!」と即答したものの、当日の早朝には「眠いし、寒い」と駄々をこね、半ば無理やり連れて行かれたという。それも今では良い思い出だ。手作りの2メートルの台を飛んだ瞬間、「飛ぶという感覚にはまった」。そこから、ジャンプにのめり込んでいった。

 元代表選手の父を持ち、エリートのように映るが、二階堂の原動力は「反骨心」だ。下川商3年時にW杯出場を果たすなど世代の先頭を走ったが、実業団チームから声はかからなかった。東海大に進学したものの、競技に専念するため約1年で退学。派遣のアルバイトに登録し、田植えなどで活動費を稼ぎながら競技を続けてきた。

 昨季はW杯で7度のトップ10入りを果たしたが、勝利には届かなかった。それでも昨夏、つま先寄りだった助走の重心を修正。踏み切りに力強さが加わり、持ち味の前傾の空中姿勢が、飛距離に直結するようになった。

 プレダッツォのジャンプ台は、父・学さんが世界選手権を戦った舞台でもある。運命的なものを感じているという。「父さんに、メダルを獲るところを絶対に見せたい」。競技へ導いてくれた父への、最高の親孝行となった。

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