【ミラノ五輪】高木菜那さんの思い詰まった解説 「素晴らしい」声詰まらせ…銅獲得の妹・美帆をたたえる

[ 2026年2月10日 02:44 ]

<ミラノ・コルティナ五輪 スピードスケート女子1000メートル>会場で高木美帆のレースを見届ける高木菜那さん(撮影・小海途 良幹)
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 ミラノ・コルティナ冬季五輪のスピードスケート女子1000メートルが9日(日本時間10日)に行われ、高木菜那さんが中継したNHKの解説を務めた。

 2連覇をかけた妹の美帆が1分13秒95で銅メダルを獲得した。レース中は「悪くない!悪くない!」「最後まで」と力を込める場面もあった。「高木選手も本当に最初から攻めた、攻めた金メダルを目指したレースだったと思います。本当にフェムケ・コック選手、そしてユタ・レールダム選手が今回は強かった。もうタイム競技は、もうそれだけです。強い選手が勝つ、速い選手が勝つ。その中で、高木選手も最後まであきらめずに堂々の3位です。もう素晴らしいと思います」と称えた。

 「高木選手はきっと悔しいと思います。ここでも金メダルっていうところを本当に狙って戦ってきていたので。それでもこの笑顔っていうことは、しっかりと自分の中で一番の滑りが、今の中の一番の滑りができたんじゃないかなっていうふうに思いますし…」と話すと声を詰まらせる場面もあった。

 レース後に笑顔をみせた美帆について「内心、すごく悔しいと思いますし、まだまだ、じゃあ100パーセントのスケーティングができたかと言われたら、きっとまだそこまでたどり着いていないと思います。でも、今日は9日、1500メートルは20日。まだまだ時間があるので、チームパシュートに向けてここからもう一回整えて、最高の滑りをこのミラノでもう一度見せてほしいです」と話した。

 そしてこの4年間について話が及ぶと「本当に、もうずっと…。一応、姉妹なので、姉としてずっと隣で妹・高木美帆を見てきましたけど、今シーズンの春が一番“え、大丈夫かな?”っていう雰囲気の高木選手だったんですよ。それでも、どんどん自分で乗り越えて、私ももう何もすることができないのでそっと見守っていましたけど、自分でいろんなものを乗り越えてきて、不安がある中でも前を向いてこのレース、この瞬間に氷の上、スタートラインに立ったと思います。で、このレース、本当に素晴らしいと思います。いや、頑張りました」と実感を込めた。

 「自分も今までオリンピックに出ていたので、選手として高木選手をリスペクトしていましたし応援していましたけど、こうやって選手を辞めて、姉として同じリンクにいて応援できるって、なんか……うれしいですね。こうやって笑顔が見られることがうれしいですね」と続けた。そして「高木選手はこんなもんじゃないです。本当にもっと強いところを見せてくれると思います」と話した。

 高木菜那さんは14年ソチ五輪から3大会連続で五輪に出場し、18年平昌五輪で団体追い抜きとマススタートで金メダルを獲得。五輪の同一大会で日本女子初の2冠を達成した。スピードスケートの魅力や現地での生の情報を交え、わかりやすい解説が話題となっていた。

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