ラグビー日本代表SO李承信 指揮官からの“宿題”で成長誓う「どんな状況でも対応していけるように」 

[ 2022年10月7日 18:11 ]

前日練習で黙々とメニューをこなした李承信
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 ラグビー日本代表(ジャパンXV)はオーストラリアA代表との強化試合第2戦を翌日に控えた7日、会場の福岡・ベスト電器スタジアムで前日練習を行った。10番で今秋初先発する21歳のSO李承信(神戸)は、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、52)から出された“宿題”をこなし、成長をアピールする。

 若き司令塔が、ポジション争いで覚悟を示した。小雨が降る会場で、李承信は黙々と練習メニューを消化し軽快な動きで調整。同第1戦は欠場し、中尾隼太(BL東京)に先発を譲った。「中尾さんが良いパフォーマンスをして、自分にとっても刺激でプレッシャーでもある。自分の持っている100%を出し切ってアピールしていきたい」。闘志を燃やし、強く意気込みを口にした。

 課されたテーマは「対応力」を身に付けること。ジョセフHCは今夏からの成長を認めつつ「チームをコントロールすると同時に対応力をつけることが大事だ」と、さらなるレベルアップを求めている。もちろん、李承信にも自覚がある。「難しい状況の中で、自分がリーダーシップをとって、チームをアタック面でリードして、どんな状況でも対応していけるように意識したい」。今夏に初キャップを獲得したばかりの21歳が、また一歩前に進もうとしている。

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2022年10月7日のニュース