ラグビー日本代表 今秋初白星へ合言葉は「2minute」 その意味を姫野和樹&中村亮土が“解説”

[ 2022年10月7日 13:19 ]

前日練習後の会見に臨む姫野
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 合言葉は、Two minute――。ラグビー日本代表(ジャパンXV)はオーストラリアA代表との強化試合第2戦を翌日に控えた7日、会場の福岡・ベスト電器スタジアムで前日練習を行った。指揮官が掲げたキーワードで、今秋初白星をつかみ取る。

 課題克服へ、流れを引き寄せる2分間を刻んでいく――。No・8/フランカー姫野和樹(28=トヨタ)とCTB中村亮土(31=東京SG)は先発出場に向け、小雨が降る会場で汗を流し調整。全体練習後の会見では、試合に臨むにあたってテーマを明かした。「Two minute」。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(52)の提案から、チームで定めた言葉だという。

 この言葉には、主に試合中のミーティングで「次何をするか」話し合うための意識が込められている。中村は、こう説明した。「トライを取られた後やペナルティーを取った後、時間が切れる時にハドルの中でリーダーがまとめる時のトーク術というか。次何をするか、相手に合わせてアジャストするのか、キックオフだったら次のプラン、リスタート、リセットして自分たちがどう回していくかっていう、次の2分間に向けたマインド」。言葉の一つ一つに力を込め、丁寧に話した。

 日本の課題は明確だ。1日の同第1戦は後半16分まで最大9点リードするも、同18分以降に崩れて逆転負け。今夏のフランスとのテストマッチ2連戦も終盤の失速が原因で連敗した。姫野も「夏から後半の仕上がりっていうのはあまり良くなくて、チームの課題」と指摘。一つのミスで大崩れしないために、Two minuteの意識で「次の仕事にフォーカスする。そしてリセット、アジャストする」と語った。勝利につながる2分間を積み重ねていく。

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